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モーリス・メルロ=ポンティ(Maurice Merleau-Ponty 1908-61) 目次に戻る

フランスの哲学者。身体感覚を心理学や存在論と結びつけて論じ、フッサールの現象学を継承、発展させた。著作に『知覚の現象学』、『眼と精神』、『見えるものと見えざるもの』。

『触れることのモダニティ』では、触れることと触れられることの同時性、反転可能性を論じた触覚的キアスムの概念を切り口に、触覚的な身体の二重性が時間と空間の把握にどのような変容をもたらすかを論じている。空間を論じた章では、メルロ=ポンティのセザンヌ読解を、時間を論じた章では、プルースト読解を扱っている。

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